レースカーテンの形状記憶は必要か?加工のメリット・デメリットを解説

レースカーテンの形状記憶は必要か?加工のメリット・デメリットを解説

レースカーテンを選ぶとき、「形状記憶加工」を付けるべきか迷ったことはありませんか?

厚地のカーテンには付けるイメージがあるけど、レースカーテンにも本当に必要か、気になりますよね。
この加工があると、カーテンの見た目が美しくなるだけでなく、お手入れがぐっと楽になるという嬉しいメリットがあるんです。

この記事では、レースカーテンの形状記憶加工の必要性やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

この記事はこんな方におすすめです

  • レースカーテンに形状記憶加工は必要?と疑問に思っている方
  • レースカーテンの形状記憶加工の効果や違いを知りたい方
  • レースカーテンに形状記憶を付けるべきケース・不要なケースを知りたい方

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書いた人

窓装飾プランナー吉田

カーテンズWEB制作スタッフ。窓装飾プランナーの資格のほか、色彩検定2級保有。お客様対応を含めたカーテン業界や繊維業界での経験と知識を活かし、カーテン選びに悩む方の参考になれるような記事を執筆しています。

目次

そもそも形状記憶とは?

レースカーテンカビナーイ

▲レースカーテン:カビナーイ

「形状記憶加工」という言葉、カーテンを探していると目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「形状記憶」とは、カーテンのヒダに熱を加えることで、カーテンのヒダ(ウェーブ)を美しく保つための特別な加工のことです。
この加工を施すことで、お洗濯をしてもカーテンレールに吊るせば元通りのきれいなヒダが再現されるようになります。

実はこの加工には大きく分けて「形状記憶加工」と「形態安定加工」の2種類があります。

当店では、商品や縫製を行う工場の仕様によって、2種類の加工方法のいずれかでヒダを整えて仕上げています。

ここでは、その違いにも触れながら、加工の基本を解説します。

加工の名称について

  • 「カーテンズ」サイト内の各商品ページでは、2種類の加工方法を総称し「形状記憶加工」という言葉で統一してご案内しています。
  • お店によって呼び方が異なるため、「プリーツ加工」「ウェーブ加工」「ヒダ安定加工」などの名称で案内されているショップもあります。

生地の美しいウェーブ(ヒダ)を長期的に保つ加工のこと

形状記憶加工とは、カーテンのウェーブが長期的に保たれるように、生地に形を記憶させる加工技術です。

具体的には、カーテンを縫製する前に、生地を専用の大きな真空釜に入れて高温のスチームを当てることで、美しいヒダの形をしっかりと定着させます。

このひと手間を加えることで、カーテンを開け閉めしたり、お洗濯をしたりしても、裾まで整ったきれいなドレープが崩れにくくなります。

いつでもかけたてのような美しい状態をキープできるのが、この加工の最大の魅力といえるでしょう。

よく似た「形態安定加工」との具体的な違いを比較

形状記憶加工と形態安定加工は、どちらもカーテンのウェーブを綺麗に保つためのものですが、加工方法や効果の持続性に違いがあります。

形状記憶加工が真空釜で高温処理するのに対し、
形態安定加工は縫製後のカーテンに熱(スチーム)を当ててウェーブを整える、比較的簡易な加工です。

そのため、形状記憶加工の方がより強力で、洗濯を繰り返しても効果が持続します。
一方、形態安定加工は効果が少し緩やかですが、柔らかな風合いに仕上がり、費用も抑えられる傾向にあります。

レースカーテンにはこの形態安定加工が採用されることが多いですよ。(※)


※縫製工場により異なります。

レースカーテンに形状記憶加工を施す3つのメリット

では、レースカーテンに形状記憶の加工を施すと、具体的にどんな良いことがあるのでしょうか。

見た目の美しさはもちろん、日々の暮らしの中で「付けておいてよかった!」と感じられる嬉しいメリットがたくさんあります。

ここでは、主な3つのメリットをご紹介。
これを知れば、加工の必要性についてもっとイメージが湧きやすくなるはずです。

メリット1:裾の広がりを抑え、すっきりとした見た目を維持できる

レースカーテンの軽ジョイ記憶加工有無比較画像

レースカーテンは生地が薄くて軽いため、加工をしていないと裾の部分がふわっと横に広がりやすく、まとまりのない印象になってしまうことがあります。

特に、風にあおられたり、開け閉めを繰り返したりすると、その広がりは顕著になりがちです。
形状記憶を施すことで、カーテンの上から下までストンとした縦のラインが生まれ、裾がすっきりとまとまります。

これにより、窓辺全体が整然とした印象になり、お部屋が広く見える効果も期待できます。

だらしなく見えがちな窓辺を、いつでもシャープで美しい状態に保てるのは大きなメリットです。

メリット2:洗濯後も美しいプリーツがよみがえり、アイロンの手間が省ける

レースカーテンの洗濯

レースカーテンは、窓の結露や外からのホコリなどで意外と汚れやすいもの。

定期的にお洗濯したいけれど、洗った後のシワや、ヒダを整えるアイロンがけを考えると、少し億劫に感じてしまいますよね。
形状記憶加工が施されたレースカーテンなら、そんな悩みを解決してくれます。

洗濯ネットに入れて洗濯表示通りに洗った後、カーテンレールに吊るして干すだけで、加工によって記憶された美しいウェーブが自然とよみがえります。
面倒なアイロンがけの手間がほとんどかからず、家事の時短につながる点は、忙しい毎日を送る方にとって非常に嬉しいポイントです。

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メリット3:均一で綺麗なウェーブがお部屋に高級感をプラスする

レースカーテンルミナス

▲レースカーテン:ルミナス

カーテンのヒダが均一に整っていると、それだけで窓辺の印象はぐっと上質になります。

形状記憶加工を施したカーテンは、ヒダ山とヒダ谷の間隔が綺麗にそろい、流れるような美しいウェーブを描きます。

この整然としたドレープは、光が当たったときに美しい陰影を生み出し、空間に奥行きと高級感を与えてくれます。

まるでホテルの客室やモデルルームのような、洗練された雰囲気を演出できるのも、この加工ならではの魅力です。

インテリアにこだわりたい方や、お部屋の印象をワンランクアップさせたい方にとって、形状記憶加工は満足度の高い選択肢となるでしょう。

形状記憶加工で後悔しないための注意点・デメリット

多くのメリットがある形状記憶加工ですが、選ぶ前に知っておきたい注意点もいくつかあります。

せっかく選んだカーテンで後悔しないためにも、デメリットとなりうる部分を事前にしっかり把握しておくことが大切です。
ここでは、特に重要な2つのポイントについて解説しますので、メリットと天秤にかけながら、ご自身の使い方に合っているかを考えてみてください。

注意点1:オプション料金が発生し、カーテンの購入費用が高くなる

形状記憶加工は、特殊な設備と工程が必要なため、多くの場合、カーテン本体の価格とは別にオプション料金として設定されています。

そのため、加工を付けると、その分カーテンの購入費用が高くなります。

料金はカーテンのサイズやお店によって異なりますが、数千円程度の追加費用がかかるのが一般的です。

ただし、お店によっては標準仕様として加工が含まれていたり、キャンペーンでお得に付けられたりすることもあります。
予算を考える際は、加工費用も含めた総額で比較検討すると良いでしょう。

当店のように、ほとんどの商品に標準で加工が施されている場合もありますので、購入前によく確認してみてください。

注意点2:購入時にしか付けられず、後からの加工はできない

これは非常に重要なポイントですが、

「形状記憶加工」は縫製前の生地を加工するため、一度仕上がったカーテンに後から追加で加工を施すことはできません。
また「形態安定加工」についても、基本的には追加で加工し直すことはできません。

つまり、加工を付けるかどうかは、カーテンを注文するその時に決断する必要があるのです。

「しばらく使ってみて、やっぱりウェーブが気になるから加工を追加したい」と思っても、それはほぼ不可能なのです。
もし、加工を付けるかどうかで迷っているなら、後から後悔しないためにも、購入時に付けておくことをおすすめします。

美しい状態が長く続くことを考えれば、きっと満足できるはずです。

【素材・スタイル別】形状記憶加工の向き不向き

形状記憶加工はどんなレースカーテンにも付ければ良いというわけではなく、実は生地の素材や目指したいお部屋のスタイルによって向き不向きがあります

加工の特性を理解して、カーテンの魅力を最大限に引き出す選択をしたいですよね。
ここでは、どんな場合に加工がおすすめで、どんな場合は不要なのかを具体的に解説していきます。

加工がおすすめなのはポリエステル素材や厚手のレース

レースカーテンリネット

▲レースカーテン:リネット

形状記憶加工は、熱を加えることで形を記憶させる特性上、熱で変形しやすいポリエステル100%の素材と非常に相性が良いです。

現在、市場に出回っているレースカーテンの多くがポリエステル製のため、ほとんどの場合で加工のメリットを享受できます。

特に、外から室内が見えにくい遮像レースや、光を反射するミラーレースなど、比較的生地が厚手でハリのあるタイプは、加工をしないとごわついて広がりやすい傾向があります。

こういった機能性の高いレースカーテンには、形状記憶加工を施すことで、その機能性を損なうことなく、すっきりとした美しい見た目を両立させることができます。

天然素材の風合いを活かすなら加工は不要な場合も

レースカーテンラタン

▲レースカーテン:ラタン

リネン(麻)やコットン(綿)といった天然素材のレースカーテンは、その素材自体が持つ、くたっとした柔らかな質感や自然なシワ感が大きな魅力です。

こういったナチュラルな風合いを楽しみたい場合には、あえて形状記憶加工を施さない方が良いこともあります。 (※)

カッチリとした均一なウェーブを付けてしまうと、天然素材ならではの素朴で優しい雰囲気が損なわれてしまう可能性があるからです。

自然光が透ける様子や、風に揺れる軽やかな表情を大切にしたい方は、加工なしで素材そのものの美しさを楽しむという選択も素敵ですよ。


※カーテンズでは、天然素材の商品には加工オプションは設けておりません。

結論!レースカーテンの形状記憶はこんな人におすすめ

ここまで形状記憶加工のメリットや注意点を見てきましたが、結局のところ、自分には必要なのかどうか気になりますよね。

ライフスタイルやお部屋に対する価値観によって、その必要度は変わってきます

そこで最後に、これまでの内容を踏まえて、特にレースカーテンの形状記憶加工をおすすめしたい人のタイプを3つにまとめてみました。

カーテンの美しい見た目にこだわりたい人

お部屋のインテリアにこだわりがあり、窓辺は常に美しく整えておきたいと考えている人にとって、形状記憶加工は非常に満足度の高いオプションです。

窓は「部屋の顔」ともいえる重要な部分であり、そこに掛かるカーテンの印象が空間全体の雰囲気を大きく左右します。
均一で整ったウェーブは、お部屋に品格と清潔感をもたらし、ワンランク上の空間を演出してくれます。

毎日の暮らしの中で、ふと窓辺に目をやった時に、いつも美しいカーテンが掛かっていると、気分も上がりますよね。

細部まで美しさを追求したい人には、ぜひおすすめしたい加工です。

洗濯などの手入れの手間を少しでも減らしたい人

仕事や家事、育児などで毎日忙しく、できるだけ手間をかけずにお部屋をきれいに保ちたい人にも、形状記憶加工は強い味方になります。

レースカーテンは意外と汚れるため、こまめに洗濯するのが理想ですが、そのたびにアイロンをかけるのは大変な作業です。
形状記憶加工が施されていれば、洗濯後に干すだけで美しい形に戻るため、面倒なアイロンがけから解放されます。

浮いた時間を他の家事や自分のために使うことができますし、お手入れが楽だと洗濯のハードルも下がり、いつでも清潔な状態をキープしやすくなるという好循環が生まれます。

開け閉めの頻度が多く、ヒダの乱れが気になる人

ベランダへの出入りが多いリビングの掃き出し窓など、カーテンの開け閉めをする頻度が高い場所では、どうしてもヒダが乱れやすくなります。

開け閉めのたびにウェーブが崩れてしまい、その都度手で直すのは地味にストレスを感じるものです。

形状記憶加工が施されたカーテンは、生地にしっかりとした形が記憶されているため、開閉を繰り返してもウェーブが崩れにくく、さっと束ねたときも綺麗にまとまります。

毎日何度も触れる場所だからこそ、手間なく美しい状態を保てることは、快適な暮らしに繋がります。

レースカーテンの形状記憶に関するよくある質問

レースカーテンの形状記憶加工について、いろいろと解説してきましたが、まだ細かい疑問が残っているかもしれませんね。

ここでは、お客様から特によくいただく質問をピックアップし、簡潔にお答えしていきます。

購入前の最終チェックとして、ぜひ参考にしてください。

洗濯を繰り返しても形状記憶の効果は持続しますか?

「形状記憶加工」および「形態安定加工」は、いずれもヒダを美しく整えるための加工ですので、 通常のご家庭での洗濯ですぐに効果がなくなるものではありません。

ただし、加工方法によって持続性には違いがあります。
「形状記憶加工」の場合は、真空窯を用いた強力な熱処理がされているため、お洗濯を繰り返しても長期間美しいウェーブを保ちやすいのが特長です。

レースカーテンに施される「形態安定加工」は、お洗濯を重ねることで徐々にヒダがやわらかくなっていきますが、こちらもすぐに崩れてしまうものではなく、約4~5回のお洗濯が可能です。

加工がついているレースカーテンはどうやって洗濯すればいいの?

カーテンを洗濯する場合は、事前にほこりや汚れを落とし、ヒダにそって畳み、洗濯ネットにいれましょう。

加工が付いている場合、乾燥機の使用や強い長時間の脱水は控え、洗濯後はすぐに取り出してカーテンレールへ吊り戻して干すことで、余計なシワが付きにくくなります。

アイロンはほとんど必要ありませんが、もしかける場合にはごく低温 (110℃以下)で、一か所に長くかけることのないようにしましょう。
熱加工したものですから、アイロンの熱で加工が取れる恐れがあり注意が必要です。

形状記憶加工の費用相場はどれくらいですか?

費用はカーテンのサイズや販売店舗によって異なりますが、オプションとして付ける場合、1枚あたり数千円の追加料金となるでしょう。

ただし、当店のようにほとんどの商品に形態安定加工や形状記憶加工が標準で施されている場合もあります。
購入前には商品詳細や価格をよく確認しましょう。

効果はどのくらいの期間続きますか?

加工の持続期間は、ご使用環境や洗濯の頻度、使用している生地などによって変わります。
そのため、「何年続く」とはっきりお伝えすることは難しいのが実情です。

しかし、数か月~1年ほどですぐに効果がなくなるものではなく、数年単位で長期間美しいヒダを保ちます

まとめ

レースカーテンの形状記憶加工(形態安定加工)は、単なるオプションではなく、窓辺の美観を高め、日々のお手入れを格段に楽にしてくれる価値ある機能です。

裾の広がりを抑えてすっきり見せ、洗濯後のアイロンがけの手間を省き、お部屋に高級感を与えてくれるなど、多くのメリットがあります。

もちろん、追加費用や後付けができないといった注意点、素材による向き不向きもあります。


これらの情報を総合的に見て、ご自身のライフスタイルやインテリアへのこだわりに合っているかを判断することが、満足のいくカーテン選びに繋がります。

この記事で得た知識をもとに、ご自宅にぴったりの一枚を見つけてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人

窓装飾プランナー吉田

カーテンズ WEB制作スタッフ。色彩検定と窓装飾プランナーの資格を生かして素敵なお部屋づくりをお手伝いいたします!ナチュラル・アンティークなテイストが好きですが、最近は機能性とおしゃれさを兼ね備えた北欧デザインにハマりつつあります。カメラと音楽と楽しいことが大好きです。

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