レースカーテンの寿命は?劣化サインと長持ちさせるコツを解説

レースカーテンの寿命は?劣化サインと長持ちさせるコツを解説

レースカーテンは、お部屋の印象を明るくしプライバシーを守る重要なアイテムですが、長年使っていると徐々に劣化してしまいます。
レースカーテンの寿命は使用環境によって異なりますが、買い替えのタイミングを示すサインがあります。

本記事では、レースカーテンの一般的な寿命の目安、劣化のサイン、そして今あるカーテンをできるだけ長持ちさせるためのお手入れ方法や正しい洗濯の手順について詳しく解説します。

この記事はこんな方におすすめです

  • レースカーテンの買い替えを迷っている方
  • 新しく買ったレースカーテンを長持ちさせたい方
  • レースカーテンのお手入れ方法を知りたい方
  • 買い替えにおすすめのレースカーテンを知りたい方

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書いた人

窓装飾プランナー吉田

カーテンズWEB制作スタッフ。窓装飾プランナーの資格のほか、色彩検定2級保有。お客様対応を含めたカーテン業界や繊維業界での経験と知識を活かし、カーテン選びに悩む方の参考になれるような記事を執筆しています。

目次

レースカーテンの寿命は何年?一般的な交換時期の目安

レースカーテンの一般的な寿命、すなわち耐用年数は4~5年程度が目安とされています。

しかしこれはあくまで目安であり、実際の寿命は使用環境によって大きく変動します。

例えば
・直射日光が強く当たる南向きの窓
・湿気が多い場所
・喫煙者がいる部屋

などで使用している場合は生地への負担が大きくなるため、寿命は短くなる傾向があります。

そのため年数だけで交換時期を判断するのではなく、カーテン自体の状態をしっかりと確認することが重要です。

寿命が近いレースカーテンに見られる劣化のサイン

レースカーテンの寿命が近づくと、見た目や手触りにさまざまな変化が現れます。
これらのサインは、買い替えを検討すべきタイミングを教えてくれます。
普段あまり意識して見ることがないかもしれませんが、定期的にカーテンの状態をチェックすることで、適切な交換時期を見極めることができるんです。

具体的な劣化のサインをいくつか紹介しますので、自宅のカーテンが当てはまらないか確認してみましょう!

1. 洗濯しても落ちない黒ずみや黄ばみが付着している

カーテンの汚れの原因は様々

レースカーテンの汚れには、外からの排気ガスや砂埃、室内のホコリや調理中の油煙、タバコのヤニなど、さまざまな原因が考えられます。
こういった汚れは、長期間放置すると繊維の奥深くにまで浸透してしまいます。
定期的に洗濯をしていても、黒ずみや黄ばみが落ち切らず全体的にくすんで見えるようになった場合、それは汚れが定着してしまったか、紫外線によって生地自体が化学変化を起こして変色している可能性があります。

このような状態は生地が劣化している証拠であり、買い替えを検討するサインの一つです。

2. 生地の破れやほつれが目立っている

レースカーテンは、長年にわたって紫外線や開閉時の摩擦、結露による湿気などの影響を受け続けることで、繊維そのものが脆くなっていきます。
その結果、ちょっとした力で生地が破れてしまったり縫製部分がほつれたりすることがあります。

特に日光が当たりやすい中央部分や、結露で濡れやすい裾の部分は劣化が進みやすい箇所。
最初は小さなほつれでも放置するとどんどん広がってしまう可能性があります。
補修が難しいほど破れやほつれが目立ってきたら、生地全体の強度が低下しているサインであり寿命と考えてよいでしょう。

3. 手で触るとゴワゴワしたり、粉っぽかったりする

新品のレースカーテンはしなやかで柔らかい手触りですが、劣化が進むと質感が変わってきます。
紫外線や熱の影響で繊維が硬化し、生地全体がゴワゴワとした手触りになることがあります。
これは、生地の柔軟性が失われている状態です。

さらに劣化が進行すると、生地の表面に施されたコーティングが剥がれたり繊維そのものが分解されたりして、触ったときに白い粉が手につくことがあります。
このような状態は生地が限界に近いことを示しており、機能性もかなり低下しているため、できるだけ早く交換することをおすすめします。

4. UVカット機能は見た目以上に劣化している可能性がある

UVカット機能付きのレースカーテンは、特殊な化学繊維を使用したり、生地に紫外線を吸収・反射する加工を施したりすることで効果を発揮しています。
しかし、これらの機能は永続的ではなく、長期間紫外線にさらされることで徐々に効果が薄れていきます。
生地に目立った破れや汚れがなくても、購入から数年が経過している場合、UVカット性能は新品の頃よりも低下している可能性が高いです。
室内の家具や床、畳などの日焼けが以前より気になるようになったら、それはカーテンの機能が劣化しているサインかも!

機能性を重視する場合は、見た目の変化だけでなく、使用年数を交換の目安にしてくださいね。

レースカーテンの寿命を延ばす!長持ちさせるためのお手入れ方法

レースカーテンの寿命は日頃のちょっとしたお手入れで大きく変わります。

紫外線や湿気など避けられないダメージはありますが、こまめなケアで汚れの蓄積を防ぎ生地への負担を減らすことが可能です。

正しいお手入れ方法を実践することは、レースカーテンをきれいで清潔な状態に保ち結果的に長持ちさせることにつながります!
誰でも簡単にできる日常的なお手入れのポイントをいくつか紹介していきます。

窓やサッシの汚れをこまめに拭き取る

窓の結露

窓ガラスやサッシは、外からの砂埃や排気ガス、内側からは結露など、汚れが溜まりやすい場所
これらの汚れを放置しておくと、窓を開けた際の風でレースカーテンに付着し、シミや黒ずみの原因となります。

特に、冬場の結露はカーテンの裾を濡らし、カビの発生につながることもあります。
定期的に窓やサッシを拭き掃除することで、カーテンに付着する汚れの量を減らすことができます。
結果的に洗濯の頻度を抑えることにもなり、生地へのダメージを軽減させ、カーテンを長持ちさせる効果が期待できます。

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ホコリは掃除機やはたきで定期的に除去する

レースカーテンには、空気中のホコリや花粉、ペットの毛などが静電気で付着しやすいです。
これらのホコリを放置すると湿気を吸って固まり、黒ずみやカビの原因になります。

月に1〜2回程度、カーテンの上から下へ向かってはたきで優しくホコリを払い落とすか、掃除機のブラシノズルを使って軽く吸い取る習慣をつけましょう。
このとき強く叩いたり擦ったりすると生地を傷める原因になるため、あくまでも表面のホコリを払う程度に留めることが重要です。
日頃からこまめにホコリを取り除くことで、きれいな状態を長く保てますよ。

季節ごとに掛け替えて生地を休ませる

もし洗い替え用のレースカーテンを持っているなら、季節ごとや半年に一度など、定期的に掛け替えることをおすすめします。
一枚のカーテンを一年中吊るしっぱなしにするよりも、生地を休ませる期間を設けることで、紫外線やホコリによるダメージの蓄積を分散させることができます。

カーテンを外している間は、後述する正しい方法で洗濯し、しっかりと乾かしてから湿気の少ない場所に保管しておきましょう。
このローテーションにより、それぞれのカーテンへの負担が減り、結果的に両方を長持ちさせることが可能になります。
部屋の模様替えにもなり、気分転換にもつながります。

生地の傷みを防ぐ正しいレースカーテンの洗濯手順

レースカーテンを長持ちさせるには、定期的かつ正しい方法での洗濯が欠かせません。
しかし、デリケートな素材が多いため、洗い方を間違えると生地を傷め、かえって寿命を縮めてしまうこともあります。

洗濯表示の確認から干し方まで、一つひとつのステップを丁寧に行うことが、汚れをしっかり落としながら生地へのダメージを最小限に抑えるポイントです。
ここでは、生地の傷みを防ぐための正しい洗濯手順を具体的に解説します。

はじめに洗濯表示の記号を必ず確認する

洗濯を始める前に、カーテンの裏側などについている洗濯表示タグを確認しましょう。
このタグには、家庭用洗濯機で洗えるか(洗濯桶のマーク)、手洗いが推奨されるか(手のマーク)、あるいはクリーニングが必要か(洗濯桶に×印)といった重要な情報が記号で示されています。
また、使用できる洗剤の種類、液温の上限、漂白剤の使用可否、干し方の指定など、そのカーテンに合った最適な取り扱い方法が記載されています。

この表示を無視して洗濯すると、生地が縮んだり風合いが損なわれたりする原因になるため、必ず守るようにしてください。

フックを取り外し、たたんでから洗濯ネットに入れる

洗濯機に入れる前の準備も重要です。
まず、カーテンに付いているアジャスターフックをすべて取り外します
フックを付けたまま洗うと、洗濯中に生地に引っかかって破れやほつれを引き起こしたり、洗濯槽を傷つけたりする危険があります。
フックを外したら、カーテンを屏風だたみ(ジグザグ折り)にします。

こうすることで、汚れが落ちやすくなるだけでなく、洗濯中のシワの発生を抑えることができます。
たたんだカーテンは、大きさに合った洗濯ネットに必ず入れましょう。
ネットに入れることで、他の洗濯物と絡まるのを防ぎ、生地へのダメージを軽減できます。

洗濯機の「手洗い」や「弱水流」コースで洗う

レースカーテンはデリケートな製品が多いため、洗濯機のコースは「手洗いコース」や「ドライコース」、「おしゃれ着コース」といった、水流の弱いコースを選びましょう。
標準コースなどの強い水流で洗うと、生地に過度な負担がかかり、縮みや型崩れ、傷みの原因となります。

洗剤は、洗浄力がマイルドな中性洗剤(おしゃれ着洗い用洗剤)の使用が推奨されます。
一般的な弱アルカリ性の洗濯洗剤は洗浄力が高い反面、生地への影響も強くなるため、汚れがひどい場合を除き、中性洗剤で優しく洗うのが長持ちさせるコツです。

脱水は短時間で済ませ、乾燥機の使用は避ける

洗濯が終わった後の脱水工程も、生地を傷めないための重要なポイントです。
脱水時間は30秒~1分程度のごく短い時間に設定してください。
長時間脱水をかけると、生地に強い力が加わり、深いシワが刻まれてしまいます。

また、レースカーテンの多くはポリエステルなどの化学繊維でできており、熱に弱い性質があります。
そのため、タンブル乾燥機(衣類乾燥機)の使用は、生地が縮んだり変形したりする原因となるため、洗濯表示で許可されている場合を除いては絶対に避けましょう
脱水が完了したら、シワがつかないようにすぐに洗濯機から取り出すことが大切です。

カーテンレールに吊るして自然乾燥させるのがおすすめ

脱水が終わったレースカーテンを乾かす最も簡単で効率的な方法は、取り外しておいたフックを再び取り付け、元のカーテンレールに吊るして干すことです。
カーテン自体の重みで水分が下がり、自然にシワが伸びるため、アイロンがけの手間が省けます。
このとき、窓を開けるなどして風通しを良くすると、乾燥時間が短縮できます。

もし物干し竿で干す場合は、生地が重ならないように広げて陰干ししましょう。
直射日光を当てて乾かすと、紫外線によって生地が傷んだり、変色したりする可能性があるため、風通しの良い日陰で乾かすのが基本です。

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寿命が来たら買い替えを!劣化しにくいレースカーテンの選び方

日頃の丁寧なお手入れを続けていても、レースカーテンはいずれ寿命を迎えます。
生地の破れや落ちない汚れが目立ってきたら、快適な室内環境を保つためにも新しいものへの買い替えを検討しましょう。

その際には、デザインや価格だけでなく、少しでも長く使える「劣化しにくい」という視点で選ぶことが重要です。
素材や生地の作り方に注目することで、耐久性の高いレースカーテンを見つけることができます。

紫外線に強く丈夫なポリエステル素材を選ぶ

現在、市場で販売されているレースカーテンの多くはポリエステル素材で作られています。
ポリエステルは化学繊維の一種で、紫外線による劣化に強く、耐久性が高いという大きなメリットがあります。
また、水に濡れても縮みにくく、シワにもなりにくいため、家庭での洗濯がしやすい点も魅力です。

天然素材である綿や麻は、そのナチュラルな風合いが人気ですが、紫外線に弱く、洗濯で縮みやすいという性質を持っています。
日当たりの良い窓に設置し、長く使い続けることを考慮すると、機能性と耐久性を兼ね備えたポリエステル素材を選ぶのが賢明な選択と言えます。

生地の密度が高い厚手のカーテンを選ぶ

生地の密度が高いミエーヌプラス

レースカーテンの耐久性は、生地の厚みや密度にも左右されます。
一般的に、薄い生地よりも、繊維が密に織り込まれた厚手の生地の方が物理的な強度が高く、長持ちする傾向にあります。
薄いレースカーテンは光を多く取り入れ、軽やかな印象を与えますが、その分、紫外線や摩擦によるダメージを受けやすく、生地が傷みやすい側面があります。

一方、厚手で密度の高い生地は、繊維一本一本が支え合うため丈夫で、紫外線を通しにくいという利点もあります。
さらに、遮像効果や断熱効果といった機能性も高まるため、プライバシー保護や省エネを重視する場合にもおすすめです。

買い替えるなら?おすすめレースカーテン5選

レースカーテンの寿命や長持ちさせる方法、買い替える際の選び方についてご紹介しました。

今お使いのレースカーテンの寿命が近く買い替えを検討している方に、おすすめのレースカーテンを5つ厳選してご紹介します!
機能性やデザインにこだわった商品を幅広くピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。

お手頃&高機能で大人気!「ミエーヌプラス」

昼も夜も見えにくいレースカーテン ミエーヌプラス

不動の人気商品!昼も夜も見えにくくて安心のプライバシーレースカーテン「ミエーヌプラス」
織り密度を高くし生地の隙間を少なくしたことで昼も夜も透けないレース生地を実現しました。
1日中透けないことでプライバシーを守り、防犯対策にもなります。
帝人のecolier(エコリエ)使用で、遮熱&保温機能もばっちりです。

高機能でおしゃれなカラーレース「エコプレミアム」

7色から選べる高機能カラーレースカーテン エコプレミアム

UVカット機能で紫外線対策、遮像・ミラー機能で外から見えにくい優秀なレースカーテン!
7色あるのでいろんなスタイルのお部屋に合わせて選べることができます。
優しい色合いだからコーディネートしやすいのも嬉しい♪
こちらも帝人のecolier(エコリエ)使用で遮熱&保温機能付き!一年中快適です。

UV&保温率業界No.1の最強レース!「ウルトラUV」

紫外線99%カット!最強遮熱レースカーテン ウルトラUV

UVカット率99%+保温率業界No.1の最強レースカーテンが登場!
紫外線の通しにくさを表した数値もUPF50+(10段階の格付けのなかで最高値)でしっかり守ってくれます!
遮熱効果も当店トップクラス、遮像生地で外からも見えにくく、さらに防炎もついた欲張りなレースカーテンです♪

当店オリジナル♪北欧柄がかわいい「モック」

ツリー柄のナチュラルテイストのレースカーテン モック

当店のオリジナルデザインなのでここでしか買えないアイテム!
木のデザインがほっこりするナチュラルテイストのレースカーテン。
かわいいだけじゃなく、遮熱保温効果で冷暖房効率もアップして省エネに。
さらにUVカットも付いているので外からの紫外線対策ができます!
柄も機能もほしい方にぴったりのレースカーテンです。

大人可愛い花柄デザイン「ミーナシルエット」

ウェーブロンプラス」を使用した北欧風花柄ボイルレース ミーナシルエット

北欧テイストの花柄デザインが人気。
さらっとした肌触りでふわっと軽やかなレースカーテンがお部屋を華やかに。
光を反射して屈折させる光沢糸「ウェーブロンプラス」を使用したボイルレースです。
昼も夜もしっかり目隠ししながら、光を取り込み、お部屋を明るく快適に保ちます。
同じデザインの厚地カーテン「ミーナ」とお揃いでのコーディネートもオススメ!

まとめ

レースカーテンの寿命は一般的に4~5年とされていますが、使用環境やお手入れの方法によって大きく左右されます。
洗濯しても落ちない黒ずみや黄ばみ、生地の破れやほつれ、ゴワゴワした手触りなどは、寿命が近づいているサインです。

日頃から窓やサッシの掃除を心がけ、定期的にホコリを取り除き正しい手順で洗濯することが、カーテンを長持ちさせる秘訣となります。
そして寿命が訪れた際には、紫外線に強いポリエステル素材や耐久性の高い厚手の生地を選ぶことで、次のカーテンも長く愛用できるでしょう。

カーテンズのレースカーテンは機能もデザインも種類豊富に取り揃えております!
買い替えをご検討の場合は、ご自身の生活スタイルやお部屋のインテリアに合ったぴったりの1枚をぜひカーテンズで見つけてみてくださいね。

この記事を書いた人

窓装飾プランナー吉田

カーテンズ WEB制作スタッフ。色彩検定と窓装飾プランナーの資格を生かして素敵なお部屋づくりをお手伝いいたします!ナチュラル・アンティークなテイストが好きですが、最近は機能性とおしゃれさを兼ね備えた北欧デザインにハマりつつあります。カメラと音楽と楽しいことが大好きです。

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