カーテンの長さは調整可能！長さ・短さを自分で変えたいときに役立つテクニック紹介。

カーテンを買うときは、サイズをきちんと測る必要があります。

「長さが足らない！」
・・・カーテンが短いと、外側・内側への光漏れに。

「床・窓枠に触れている！」
・・・カーテンが長いと、ホコリやゴミを集めてカビ・汚れの原因に。

▲まんまるリーフ（グリーン）｜北欧･遮光カーテン

長さによって、見栄えが悪くなるだけじゃなく、機能的にも問題が出てきてしまうんです。
ただ、実際に取り付けてみないと本当に正しいサイズかどうかって分かりにくいですよね。
カーテンの長さも間違ってしまう可能性があります。

ここでは、カーテンサイズの「長さ」について
長さ調整方法と購入時のポイントをご紹介。

サイズ計測に失敗しても慌てないで！
買い替えの費用は不要、お気に入りのカーテンを手放さずに
長く愛用できるようになりますよ。

とはいえ、当店「カーテンズ」はほぼ全ての商品がオーダー製作。
ご注文いただく前には、記事の最後にご紹介する【ご注文サイズ】の計算方法を必ずチェックしてくださいね！

カーテンの長さは調整できる！

カーテンを購入後、いざ取り付けへ・・・。

そんなとき長さが合わないと、せっかく選んだお気に入りのカーテンも台無しです。
でも、すぐに買い換えるのはちょっと待った！！
カーテンは、少しだけなら長さが調整できます！

また、引っ越しなどで今まで使っていた
お気に入りのカーテンを手放したくないときにも有効。

お店としては、カーテンを新調していただくのは
もちろんとっても有難いことではありますが、
最近よく耳にする「SDGs（Sustainable Development Goals - 持続可能な開発目標）」の観点からも、長さを調整して使えるカーテンであれば、ぜひ長く愛用していたけることを願っています。

カーテンを短くしたいとき

アジャスターフックの稼働部分を下にもっていく

カーテンを吊るすための白いフック（アジャスターフック）は、カーテンレール側の穴（ランナー）に引っ掛ける部分が動かせます。
その部分を下に動かすとカーテンが上に持ち上がるため、短くなりますよ。

▲アジャスターフックは調整可能（画像はAフック）

調整できる範囲は以下のとおり。

• Aフック：3.5cmほど（フックによっては6cmほど）短くできる
• Bフック：0.5cmほど（フックによっては3cmほど）短くできる

→フックの違いや選び方について

Bフックの場合には調整範囲が短く、あまり変化が実感できない可能性があります。

また、カーテンボックスや天井付けレールに設置している場合は
天井部分にカーテンが擦れて開け閉めしにくくなったり、
装飾レールの場合はレールの手前に重なる部分が傾いてしまい
見た目もあまりよくありません。

そういった点が気になる場合は次の方法を試してくださいね。

ミシンや手縫いで縫う

裁縫が得意という方、ミシンをお持ちの方は、
カーテンの裾をほどき、合う色の糸で新たに縫えば裾上げ可能です。

元々縫製されている裾の糸を切り、
下準備で決めた長さでカーテンの裾を折り返してアイロンで折り目を付けます。
かなり短くしたいときには、生地をカットしましょう。

縫い代を待ち針で仮止めして、ミシンや手縫いで直線縫いをすれば完成◎

裾を長くしたいときにも、折り返しを調整すれば
元の長さより少し長くすることもできます。

裾を折り曲げて安全ピンで固定する

カーテンの余分なところを折り曲げ、
カーテンの両端とプリーツ部分をそれぞれ止めていく方法。
両端＋プリーツの数だけ安全ピンを用意して、等間隔に止めるとキレイに見えます。

縦・横どちら止めでもOKですが、目立ちにくいのは縦。
安全ピンの針の部分にビーズなどの飾りをいれると
オシャレな雰囲気になるのでおすすめです。

裾直しテープ＆アイロンで固定する

ミシンを持っていない、裁縫が苦手…

そんなときに便利なのが裾直しテープ（裾上げテープ）！
折り曲げたカーテンの裾に、裾直しテープを貼ってアイロンで固定します。
縫うより簡単ですよ♪

コツは、アイロンを少しずつ押し当てていくこと。
アイロンの面をすべて使って一気にやろうとすると、曲がったりヨレたりします。

裾直しテープは、カーテンの横幅を確認してから購入しましょう。
既製カーテンの場合、通常は横幅の約1.5倍の生地で縫製されています。
ほかにも、2倍ヒダ・3倍ヒダなどいろんな長さがあるので必ずチェックしてくださいね。

購入場所は、手芸店などの専門店がおすすめ。
最近では100均(100円ショップ)やホームセンターでも取り揃えがあるようです。

スタッフが100均で見かけたのは、「布用両面テープ」や「布用接着剤」。
使用すると洗濯ができなくなる場合もあるようですが、裾直しテープと同じように
折り曲げたカーテンを固定して丈を短くすることができます。

アイロンを持っていなくて裾直しテープは使えない…という場合には、試してみてくださいね。

カーテンを長くしたいとき

アジャスターフックの稼働部分を上にもっていく

カーテンを短くしたいときの逆パターン。
ランナーを通す部分を上に動かすと、カーテンが長くなります。

調整できる範囲は以下のとおり。

• Aフック：1cmほど長くできる
• Bフック：4cmほど長くできる

裾の折り返しをほどき、裾直しテープで固定する

▲リネンライクの防炎カーテン「パレット」｜ニュアンス＆パステルカラー

カーテンの裾は、上記写真のように10cmほどで折り返して縫われています。
こちらをすべてほどくと、その分カーテンが長くなります。
ただ、そのままでは長すぎる可能性があるので、裾直しテープを使って微調整を。
ほどいた部分はカーテンが薄くなるので、
見た目にもこだわりたい人はぜひ利用してください。

裾に「マクラメ」を縫いつける

カーテンの裾に、おしゃれなレースを縫いつける方法。
シンプルなカーテンが一気にゴージャスに変わります。

こちらはお客様からいただいたレビュー画像です。
お手持ちのカーテンに、ご自身でマクラメを縫い付けてご利用いただきました。

▲【裾レース】ドイツ製マクラメ

【裾レース】ドイツ製マクラメをみる

カーテンズでは、花柄やハート柄などいろんなデザインのマクラメをご用意！
マクラメを縫いつけるために、あえて短めサイズでカーテンを注文しても良さそうですね。
（※当店では、マクラメやフリンジの取付、縫製は行っておりません。）

雑貨 インテリア用品｜マクラメ・フリンジ・トリムの一覧をみる

カーテンレールの位置を下げる

カーテンレールを取り外し、カーテンの長さに合わせて付けなおす方法。
下げても取り付けられる場所は確保できるか、
ネジを止めるところに重いカーテンが支えられるほどの強度はあるかなど、
事前にしっかりとチェックが必要です。

窓まわり自体を大きく動かすので、
少し難易度が高いといえるでしょう。

裾に生地を継ぎ足す

カーテンの裾に、お好みの生地を継ぎ足して長くする方法。

柄物のカーテンには同じ色調の生地を、
無地のカーテンには同色系の生地を合わせるのがおすすめです。
レース生地やパッチワークの布などを使っておしゃれにリメイクしてもGOOD！

生地の継ぎ足しはミシンや針で縫い付けるのが一般的ですが、
裾直しテープで固定してもOK。継ぎ目の部分にリボンやビロードなどをつければ
オリジナルのデザインが完成です。
マジックテープを使うと簡単に取り替えられるので、アレンジがさらに楽しめますよ。

▲【北欧カラーブロックのれん】コンポッティ（W80cm×H150cm）

こちらは当店オリジナルで販売中の、カラーブロックのれん。
マリメッコのコンポッティと無地カーテン生地を組み合わせました。
裾の北欧柄がアクセントでとってもオシャレ◎
つなぎ合わせのイメージ参考にしてみてくださいね。

好きな長さでカット！カーテンズの『生地売り』

カーテンの通販専門店「カーテンズ」では
カーテンの生地を1ｍ単位でご用意しています。

• 厚地
• ブランド生地
• パッチワーク生地
• レース生地
• トルコレース生地
• 北欧生地

など、種類が豊富なのでいろんなアレンジが楽しめます。
カーテンを長くするために使えるのはもちろん、
バッグやコサージュなどハンドメイドを楽しむことも可能。

（※長さ5m以上の場合、傷のついた箇所が含まれてしまう可能性があるのでご注意ください。）

カーテン・レースカーテン生地売りはこちら

横幅のお悩みがあるときには

最後に…
実はカーテンには、長さ(丈)だけでなく、横幅のお悩みもありがち。
横幅で困った時の参考にしてみてください。

横幅が足りず、真ん中が開いてしまう…

▲参考画像：ブランシェル｜完全遮光・防音カーテン

「カーテンの真ん中をしっかり閉める」ことを優先する場合には、
カーテン両端のフックを、一番端の固定ランナー(フックをかける穴)ではなく、
稼働するランナーにひっかけて設置することで解決できる可能性があります。

この方法では端から光漏れしてしまいますが、真ん中をしっかり閉めることは可能になります。
気になるときには、端のあたりに家具や観葉植物を置くなどの方法も。

また、あまりおすすめの方法ではありませんが、
両端のヒダ部分をほどくと数センチほど幅を長くすることはできます。

どちらも応急処置のような方法ですので、あしからず。

横幅が余る場合

10～20cmほど余る場合には、「リターン仕様」の設置方法を活用することをおすすめします。

リターンとは、端からの光・冷気漏れなどを防ぐため
カーテンレールの奥(窓側)までしっかりと生地を折り返す加工のこと。

▲【カーテンレール】伸縮レールダブル｜グレンディアス　1.1～2ｍ

上記のような、専用の「リターンストップ」がない場合でも、
レールが2本あれば、一番端のフックを窓側のレールの固定ランナーに引っ掛けると、
リターン仕様のようにでき余っている横幅も活用できます。

リターン仕様にすることで横からの冷気や光を防ぐことができるので
少し横幅が長すぎるという場合には、ぜひ試してみてください。

横幅が40～50cmなどとあまりに余る場合には、
ヒダ数が多い分、空気層が増え遮熱保湿性アップには効果的ではありますが、
上部の生地がもたついたりして見栄えもよくありません。

丈に関してもそうですが、あまりに横幅・丈が長すぎる場合には、
お直し専門店等にもご相談してみてくださいね。

カーテンはサイズ計測が重要！

カーテンは、お部屋のイメージを左右する大切なアイテム。
どんなにデザインが素晴らしく機能的なものでも、サイズが合っていないとガッカリです。
ご注文前には、必ず当店のご注文サイズ採寸方法をご確認ください！

正しいサイズの採寸方法は？

カーテンの採寸方法は、取り扱うお店によって異なる場合があります。
他店の採寸基準のままご注文いただくと、ご希望のサイズにならない可能性も…。

特に賃貸の方にありがちな”不動産屋さん採寸”は要注意！
丈をレールの上から測っている、窓枠を測っているなど、
当店の採寸方法とは異なるケースが多いんです。

また、今使用しているカーテンと同じサイズがいいから…と
レールにかけているカーテンや、平置きしたカーテンの実寸を測るというのもNG。
総丈や仕上がりサイズを基準にすると、ご注文を正確にお受けすることができません！

１．カーテンレールの横幅を測る

　レールの両端にある「固定ランナー」の間を測ります。
　閉めたときに隙間ができないように、生地に5％ほどのゆとりが付くよう計算します。

　測った横幅　×　1.05　

※「カーテンズ」は1枚単位でのご注文です。
　⇒片開き(1つの窓に1枚のカーテン)の場合は、この計算で出た通りの長さで注文します。
　⇒両開き(1つの窓に2枚のカーテン)の場合は、さらに÷2をして1枚当たりの長さを計算し、2枚注文します。

　　

２．丈(高さ)を測る

　固定ランナーのリング下から測ります。
　掃き出し窓の場合は、床まで測り、マイナス1cmした長さに、
　腰窓の場合は、窓枠下まで測り、お好みで15~20cmプラスした長さにします。

　※このとき、レースカーテンは厚地カーテンよりさらに1㎝短いサイズにするのがおすすめ！

３．フックを選ぶ

　カーテンレールに合わせて、フックの種類を選びます。

もっと詳しい「サイズの測り方」ココからチェック

↓動画でも詳しく解説しています！

『カーテンズ』のお直し規定につきまして

当店ではカーテンの特性上、幅のお直しは承っておりません。
丈のお直しの場合は、丈伸ばしは承っておりませんが、
丈詰め(6cm～)の場合、当店の商品に限り、商品がお客様宅へ到着後1週間以内であれば対応可能です。
(※一部商品を除きます)

詳しくは、下記の「よくある質問」ページをご確認下さい。

オーダーカーテンなら『カーテンズ』

部屋の雰囲気作りに大切な、既製カーテンorオーダーカーテン。
万が一サイズが合わないときは、今回紹介した方法で長さを調整してみてください！

決められた予算のなかで、素敵なカーテンに出会えたらとても嬉しいですよね。
オーダーカーテン通販専門店のカーテンズでは、
さまざまな生地・デザイン・大きさのカーテンを豊富にご用意！
自動計算サービスや生地売りなどのサービスも充実させて、
カーテン選びにこだわるあなたをお待ちしております♪

 

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