「窓にカーテンを取り付けたい!」・・・買う前にまず読んでください!
こんにちは。窓装飾プランナーの吉田です。
今、おしゃれな北欧カーテンや機能性に優れた遮光タイプなどいろんな種類のカーテンがありますよね。
部屋の模様替えや季節の変わり目に、カーテンを新調したい!という人も多いのではないでしょうか。
カーテンの購入前にすること。それは「サイズを測る」です。
カーテンの長さでかなり印象が変わるので、実は大事なポイントなんです!
ここでは、
「カーテンサイズの失敗しない測り方は?」
「窓にぴったりなカーテンを取り付けるには?」
とお困りの方へ、1人でもできる採寸方法をご紹介!
金属製のメジャーを片手に、ぜひご参考にしてくださいね。
目次
カーテンはサイズの計測が重要ポイント!
カーテンには、サイズの決まっている既製品と自分でサイズを指定するオーダー品があります。どちらも、前もってサイズの計測が必要。
見るべきところは、
- 窓枠?
- カーテンレール?
- 今ついているカーテン?
ズバリ「カーテンレール」です。
厳密にはカーテンレールの固定ランナー(動かない左右のリング)を基準にしますよ。
ただし、窓・レール・フックの種類やカーテンの使い方によってちがいがあるので、詳しくお伝えしていきますね。
よろしければ、こちらの動画もぜひ活用してください!
▼カーテンのサイズの測り方動画
準備するもの
カーテンレールの採寸前に準備するものは、
金属製のメジャー(スケール・コンベックス)&脚立や踏み台、そしてメモ用具。
新築でカーテンレールがない場合は、レール用のネジを打ち込む部分(下地)の場所を確認しておきます。
こんなメジャーがあるとGOOD
メジャーは、カーテンレールや窓枠を1回で測れるように
長さ5m前後のものを準備しましょう。
長さが足りずつぎはぎの状態でサイズを測ると、正確な数字がわかりません。
JISマーク(日本工業規格)付きがおすすめです。
材質は金属製がベスト!
家にあるメジャーを使うときは、サビや汚れをしっかりと拭き取っておきましょうね。
また、カーテンズの無料サンプルをご請求いただいた方には
フックに引っ掛けて測れるカーテン用メジャーをお付けしています♪
一人でも測りやすいので、ぜひ活用してみてくださいね。
メジャーってめったに使わないので、
わざわざ買うのはお金がもったいないと思うかもしれません。
でも、あると何かと便利!
家具・家電製品を買うときや部屋のレイアウトを考えるときなど、
いろんなシーンで役立ちますよ!
メジャーを上手に使うコツ
カーテンの幅は、取付け方やカーテンレールの種類によって、
どこを基準に測るのかが変わってきます。
基本的にはレール両端にある固定ランナーの輪っかの間を測ります。
カーテンの高さ(丈)は、レールの固定ランナーから測ります。
メジャーは下から上に伸ばしたほうがやりやすいです。
一般的に用いられているのは、メジャーの先端を軽く下に押し付けながらカーテンレールまで伸ばす方法。
でも、脚立や踏み台がない場合は伸ばしたメジャーの本体を下に置き、
逆Uの字を作って測るという方法もあります。
トップの測り方動画で、メジャーの使い方もご説明しています♪
【STEP1】横幅を測る
測る前の注意点を最初にご紹介しますね。
✅レールや窓の種類によって、サイズの測り方が異なります
カーテンズでご注文の場合は、
✅注文時に横幅の入力欄に採寸サイズを入力します
✅仕上がりサイズ欄にはゆとりを加えた長さが自動計算されます
こちらをあらかじめチェックしてくださいね!
では、さっそく計測にいってみましょう!
カーテンの横幅は、「カーテンレール」を測って算出します。
カーテンレールは2種類あるので、順番にお伝えしていきます。
機能性レール
カーテンの開閉だけを目的とした、アルミ・樹脂などの機能性レール。
まずは、レールの両端にある固定ランナー(フックをひっかける輪っか)を見つけましょう。
長さを測るのは、その固定ランナーの輪の中心から中心まで。
レールの端から端までではないので注意してくださいね。
装飾レール
機能性レールとは逆に、インテリアとしての一面があり魅せるための装飾レール。
装飾レールも、両端の固定ランナー(リング)から固定ランナーまでの長さを測ります。
レールの端に1つずつストッパーがあると思うので、
その1番外側の動かないランナーを見つけてくださいね。
レールの両端にあるリング(ランナー)が固定されていない場合は、
レールキャップの付け根まで寄せて、その両端のリングの距離を測ります。
(※左右の飾りやキャップは含めないでください。)
また、出窓の場合はレールが窓沿い・壁沿いのどちらにあるかによって、
測るところがちがいます。
横幅を算出しましょう【※自動計算】
採寸サイズを入力すると、
自動でゆとり分をプラスした注文サイズが算出されます。
※お店によって、【1枚単位】で注文する場合と
【1窓(両開きなら2枚分)単位】で注文する場合があります。
カーテンズは1枚単位で販売しておりますのでお間違いなく!
このたびカーテンズネットショップのリニューアルに伴い、
ご注文単位が窓単位に変更になりましたのでご注意ください⚠
横幅については全体の長さを入力し、
そのあとに開き方(両開き・片開き)を選ぶという流れになります。
ちなみに「1.5倍」ヒダや「2倍」ヒダというのは、
製作サイズに対して使う生地の量を指しているため
注文サイズには無関係ですので気にしないでくださいね!
レールの長さにプラスする【ゆとり分】って?
カーテンは布製品なので、ぴんと張った状態だと元に戻る力で隙間が生じてしまいます。
その結果、きちんと閉まらなかったり美しいドレープが生まれなかったりなどの
トラブルが発生してしまうかもしれません・・・!
そこで、横幅はカーテンレールよりも少し長めに仕上げるのが一般的になっています。
測ったサイズにゆとり分(基本的には約5%)を足した長さが
ちょうど良い仕上がり幅になりますよ♪
カーテンズでは自動でプラスされるので難しくありません!
フラットカーテンはヒダ山のないカーテンですのですっきり見せたい方に人気ですが、
上記の理由からレール幅ぴったりのサイズはおすすめしておりません。
出来る限りぴったりに近づけたい場合でも、少なくとも数cm(全体の3%程度)はゆとりを持たせるのがおすすめです。
(フラットの場合でもおすすめサイズに自動で計算されますよ!)
カーテンの開き方について
あなたの取り付けたい窓には、カーテンが何枚必要ですか?
カーテンの開き方でも印象や使い勝手が変わることがあるので、
迷った際はぜひ相談してくださいね。
【STEP2】高さ(丈)を測る
次に、カーテンの高さ(丈)を測りましょう。
測る前の注意点は横幅と同様です。
✅レールや窓の種類によって、サイズの測り方が異なります
カーテンズでご注文の場合は、
✅注文時に高さの入力欄に注文サイズを入力します
✅レースカーテンは厚地の裾から見えないように厚地より-2cmがおすすめです
採寸方法は同じ
基本的な高さの測り方は、機能性レール・装飾レールのどちらも一緒。
カーテンレールの固定ランナーのリング下から
床、または窓枠下まで(出窓の中につける場合はカウンタートップ)までの長さです。
カーテンレールの上や真下から測らないように注意しましょう。
少し長めにして保温性アップ
カーテンは、部屋の保温性を高めるために窓枠より少し長めにするのがおすすめです。
窓は冷気の入り口。
窓で冷やされた空気は、屋内の下に降りて床へと広がっていきます。
その結果、暖房をつけてもあたためられた空気は上に流れていくばかり。
また、そのあたたかい空気は約半分が窓から外へ逃げていきます!
逆に夏は冷房で涼しくなったお部屋の空気を逃がさないためにも役立ちます。
冷えの原因をなくしたり、冷暖房効率をアップさせるためにも、
カーテンは窓枠と同じサイズではなくなるべく下に長いほうがGOOD!
床との隙間から冷気や熱気が広がるのを防ぎます。
用途に合わせて長さを調整
腰高窓の下にタンスやソファがあるときは、
ぶつかり合わないようにカーテンの高さを短めにすると見た目がスッキリします。
ただ、あまりに短すぎると光(紫外線)が当たって家具等が変色するので注意!
数cmほどの微妙な長さは、実際に取り付けたあと
アジャスターフックで調整するのも良いでしょう。
窓のタイプで測るところがちがう
窓のタイプは、主に3つ。
- 掃き出し窓
- 腰窓(出窓)の正面付け
- 腰窓(出窓)の天井付け
それぞれで高さを測る部分がちがうので、順番にお伝えしていきますね。
掃き出し窓
掃き出し窓は、レールのランナーの穴から床までの長さを測ります。
生地をひきずらないように、厚手のカーテンは床の上より1〜2cm短くするのがコツ。
また、レースカーテンは部屋の中から見えないよう
厚手のカーテンよりもさらに2cm短くしましょう。
掃き出し窓は、庭やサンルームへつながる大きな引き戸。
風や光を取り入れるのに最適な窓ですが、
夏は暑く冬は寒くなりがちなのが弱点です。
快適な屋内にするためにも、カーテンの上手な取り付けが重要ですよ♪
腰窓・出窓の正面付け(壁に取り付け)
腰窓は、レールのランナーから穴から窓枠下までの長さを測ります。
下にたらす分を考えて、窓枠下から15cmほどプラスするのがコツ。
また、レースカーテンは掃き出し窓と同じように
厚手のカーテンより2cm短くしましょう。
注意点は、腰窓の下に暖房器具・ソファなどを置く場合。
安全面や全体的なバランスを考えながら、
カーテンとの距離があまりにも近いときは丈を短くすることをおすすめします。
腰窓は、子ども部屋・寝室・リビング・キッチンなどさまざまなところにあり、
もっとも生活に密着した窓。
高さによって部屋の雰囲気がガラリと変わるので、
イメージをふくらませて慎重にサイズを選びましょうね。
腰窓・出窓の天井付け(窓枠内に取り付け)
窓枠内の上部にレールを取り付けるのを「天井付け」というのですが
この場合のカーテンは、ランナーから窓枠の下部(出窓のカウンタートップ)までの
高さを測り、そこから1cm短くします。
レースカーテンはさらに2cm短くしましょう。
(レースカーテンのみを取り付ける場合は窓枠下部より1cm短い高さで◎)
※擦れたり汚れがつくのを防ぐためにマイナス1cmをおすすめしていますが、
遮光目的の方はスレスレにするか、できれば正面付けで窓を覆ってしまうのがおすすめ!
出窓のカウンタートップに光が反射して眩しかったり、
短くした隙間から光が漏れてしまいます。
ほかの窓とくらべ、出窓は「測り方がむずかしそう・・・」と
不安な人も多いのではないでしょうか。
長方形・多角形・弓形に張り出すボウウインドウなどいろんな形があり、
リビング・ダイニング・子供部屋など設置されている場所もさまざま。
出窓をワンランク上質な空間にするためにも、
きっちりとサイズを測って居心地の良い空間をつくってください!
もし迷ってしまったら、窓のお写真と一緒にメールでお問い合わせくださいね♪
【STEP3】カーテンフックを選ぶ
カーテンの横幅・高さ(丈)が測れたら、
カーテンをレールに引っ掛ける「フック」の種類を選びます。
AフックとBフック
一般的にはアジャスターフック(調節できるプラスチック製フック)が使われ、
Aフック・Bフックの2タイプがあり、注文時に選択することが可能です。
Aフックの特徴
Aフックは、カーテンレールが見えるタイプのフックです。
おしゃれな装飾レールにはAフックがおすすめ。
また、上部の生地の立ち上がりが短く干渉しにくいので、
天井付けやフラットカーテンの場合にもAフックを選ぶといいですよ。
Bフックの特徴
Bフックは、カーテンレールを隠すタイプのフックです。
無機質なレールが見えるのがいやだな・・・という場合や
ギリギリまで隙間を無くして光漏れを防ぎたい!といった方には
Bフックがおすすめです。
アジャスターフックは微調整ができるので、
もう少し短くしたいな、長くしたいなという場合は
フック部分を動かして調節してみてくださいね!
▼このように動かしてフック部分の位置を調節できます
フックが違うとフック上部の生地の立ち上がりが変わるので
カーテンの仕上がり丈(総丈)も変わってきますが、
注文時に必要なのは上記でお伝えしてきたサイズのみ!
実際に届くカーテンの生地の長さは、
注文サイズよりも少し長くなっていることを覚えておいてくださいね。
▼カーテンフックについて詳しくはこちら!
レースカーテンを取り付けるコツ
レースカーテンは、厚手のカーテンとは別のサイズで算出するとバランスが良く
機能もしっかりと発揮してくれます。
幅は厚手のカーテンと同じく、カーテンレールに合わせて。
高さは窓のタイプに合わせて測ります。
繊細なレースのカーテン。
外からの光を受け、風に揺らぐ様子を眺めているだけでホッとします。
カラー・素材・柄などの豊富なデザインと、
目隠し・UVカット・冷暖房の効率化など多彩な機能が魅力的。
明るい部屋で過ごしたいけど、
肌や家具を紫外線から守りたいという人におすすめです。
また、レースカーテンは厚手のカーテンと2重で使うのが一般的ですが、
小窓など窓の形状によっては1枚使いでもOK!
カーテンズのレースカーテンは、
デザインにこだわったものや機能に優れたものなど豊富な種類から選ぶことが可能です♪
レースカーテンならではの特長を活かせるように、正しい採寸を心がけてくださいね。
採寸のあとは、カーテン選び
カーテンサイズの測り方でおさえておきたいポイントは、
「カーテンレールのランナー」を基準にすること。
横幅も高さ(丈)も、基本的にはランナーを使ってサイズを算出していきます。
サイズがわかったら、次はいよいよカーテン選び。
センス良く飾れば、部屋の印象もおしゃれになり心地良い空間が演出できます。
カーテンズでは、機能性はもちろん
バラエティ豊かな柄・素材・デザインとありとあらゆるカーテンをご用意!
いろんなスタイルで作れるので、
お気に入りの生地でトータルコーディネートも可能です。
サイズで見た目がぴしっと締まるので、ぜひぴったりのカーテンをGETしてくださいね。

この記事を書いた人

窓装飾プランナー吉田麻衣
カーテンズ WEB制作スタッフ。色彩検定と窓装飾プランナーの資格を生かして素敵なお部屋づくりをお手伝いいたします!ナチュラル・アンティークなテイストが好きですが、最近は機能性とおしゃれさを兼ね備えた北欧デザインにハマりつつあります。カメラと音楽と楽しいことが大好きです。
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